患者・家族向け 入院準備

👕 入院中の衣類はどう選ぶ?
前開き・着替えやすさのポイント

📅 2026年3月28日 ・ ⏱ 約5分

病院によっては、パジャマのレンタルサービス(寝衣サービス)を利用できる場合があります。病院の規模や種類(急性期・回復期など)によって対応が異なるため、まず入院先に確認してみましょう。レンタルがない場合や、下着・靴下・室内履きはご自身で用意する必要があります。点滴をしていたり、術後で動きにくかったり、看護師に介助してもらう場面もあるため、選び方を知っておくと安心です。

衣類選びの4つのポイント

💉 前開き(またはボタン式)にする

点滴の針が刺さっている間や、術後で腕が上がりにくい場合に、頭から被るタイプは着脱が難しくなります。前ボタン・前開きのパジャマが最も使いやすく、看護師の介助も楽です。

🧺 洗いやすく・乾きやすい素材

入院中は毎日または隔日で着替えが必要なことも。綿素材は肌触りがよく吸湿性も高い一方で乾きにくいため、綿混紡(コットン×ポリエステル)など乾きやすい素材も選択肢です。

🏷️ ゆったりサイズを選ぶ

体にフィットしすぎると着脱しにくく、むくみが出たときにきつくなることもあります。いつもより1サイズ大きめのゆったりしたものが動きやすくおすすめです。

✏️ 必ず名前を書く

病院のランドリーに出す場合や洗濯間違いを防ぐために、すべての衣類に名前を書いておきましょう。ネームテープや洗濯できる油性マジックが便利です。

レンタルパジャマ(寝衣サービス)について

病院によってはパジャマのレンタルサービス(寝衣サービス)を利用できます。定期的に交換してもらえるため洗濯の手配が不要ですが、交換頻度・料金・取り扱いは病院ごとに異なります。病院の規模や急性期・回復期などの機能区分によっても対応が異なるため、事前に確認することが大切です。

💡 まず入院先の病院に確認を

「パジャマのレンタルはありますか?」「交換はどのくらいの頻度ですか?」と入院説明のときに聞いておくと安心です。レンタルがない場合や、自前を希望する場合は下記のポイントを参考に準備してください。

  レンタルパジャマ(院内サービス) 自前のパジャマ
費用 利用ごとに費用がかかる(目安:1日100〜200円程度) 購入費のみ(使い続けられる)
洗濯 利用者が洗濯・交換の手配をしなくてよい 家族に依頼、または院内コインランドリーを利用
持ち物 荷物が少なくてすむ 家族の持参・持ち帰りが必要なこともある
サイズ・肌感 サイズ展開が限られる場合あり 自分に合ったものを選べる
こんな人に向く 一人暮らし・家族が遠方・荷物を減らしたい方・長期入院の可能性がある方 家族が洗濯を担える・肌への好みがある・短期入院の見込みがある場合

自前で持参する場合の枚数の目安

📦 入院1週間を想定した目安(洗濯頻度:週2〜3回)

パジャマ(上下)
3〜4セット
下着・ブラジャー
3〜4枚
靴下
3〜4足
タオル(バス・フェイス)
各2〜3枚
スリッパ・室内履き
1足
羽織もの(カーディガン等)
1〜2枚

※ 入院が延長する場合を見越して少し多めに用意しておくと安心です。

介護が必要な方・高齢者向けの選び方

歩くことが難しかったり、手先の動きが不自由な方は、衣類選びがとくに重要です。

1
ファスナーよりボタン、ボタンよりマジックテープ
細かいボタンはかけ直しが難しいことがあります。大きめのボタン・スナップ・マジックテープを使った介護向けパジャマも市販されており、着脱の介助がしやすくなります。
2
紐(ひも)のついた衣類は避ける
寝たきりや車いすの場合、紐が体に食い込んだり、ベッド柵に絡まるリスクがあります。病院から指定がある場合もあるので事前に確認しましょう。
3
リハビリ中はズボンの着脱のしやすさも重要
リハビリで立つ・座る・歩く練習をする場合、ウエストゴムのズボンが扱いやすく、セラピストも介助しやすくなります。チャックやベルトは動作が複雑になります。
4
靴・スリッパは「かかとがある」ものを
かかとのないスリッパは転倒リスクが上がります。リハビリ中や歩行練習がある場合は、かかとがしっかりある室内用シューズを用意すると安全です。

下着・靴下の選び方

  • 下着:締め付けの少ない綿素材がおすすめ。術後は腹部・胸部周辺に傷がある場合があるため、縫い目が少なくやわらかい素材を選ぶと安心です。
  • ブラジャー:ワイヤーなしのソフトブラやカップ付きキャミソールが術後も使いやすく人気です。手術部位によっては着用を控えるよう指示が出ることもあるので事前に確認を。
  • 靴下:足のむくみが出やすい入院中は、ゴムが強すぎない靴下を選びましょう。足首の締め付けが少ないタイプが快適です。

季節と院内の温度調節

病院内は通年で冷暖房が効いているため、外の季節に関係なく一定の温度に保たれています。ただし、個室・大部屋・廊下・検査室など場所によって体感温度が変わることがあります。

🌡️ カーディガン1枚は必須アイテム

夏でも病室が寒く感じることがよくあります。薄手でさっと羽織れるカーディガンやガーゼケットを1枚用意しておくと、温度変化に柔軟に対応できます。

📌 この記事のまとめ

  • パジャマは前開き・ゆったりサイズが基本。点滴・術後を想定して選ぶ
  • レンタルパジャマは一人暮らし・長期入院の場合に便利。退院まで利用するか途中で切り替えるかは自由
  • 介護が必要な方はマジックテープ・ゴムウエスト・かかとのある靴を優先
  • 紐・きつい下着・かかとなしスリッパは転倒・安全面のリスクがあるので避ける
  • すべての衣類に名前を書く
  • 薄手のカーディガンを1枚用意しておくと院内の温度変化に対応できる

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